代表挨拶

ごあいさつ

代表 井澤康樹

 「爾の俸、爾の禄は民の膏、民の脂なり」。福島県二本松市の城跡に建つ「戒石銘碑」に刻まれた言葉です。これは江戸時代の約250年前の二本松城主・丹羽高寛が「住民が汗水たらして稼いだ給金の中から税金を納めて貰っているかを、血税を預かる者が心せよ」と自戒を込めて刻んだ教訓です。
 振り返れば、「租庸調(そ・よう・ちょう)」の古代の税制度から政治を担う朝廷の都は国民に税を課しました。天皇家の荘園制度では、荘司から年貢を取り立てられ、時代は1000年を経ても為政者による税の徴収が続いてきました。鎌倉時代以降は守護や地頭による幕府政治が行われますが、不平等な税の執行が続くと民衆が決起し、幾度となく政変を迎え、支配者の権威が失墜する歴史を繰り返しました。
 さて、現代は天皇陛下の代替わりにより新しい令和時代となりましたが、地域のまちづくりにおいて為政者が行うのは、住民が納めた税金の予算執行であります。そして、さまざまな計画は住民の意思をくみ取って執行部から政策が提案され、市民が選んだ二元代表制の議会制民主主義に基づき、議会の審議と議決を経て実行されなければなりません。
 日本にもオンブズマン制度が導入され、徐々に理解されるようになりましたが、為政者側は耳が痛い批判や批評をややもすると軽視し、体制に背く行為と受け取る意識が少なからずあります。しかし、水の流れが留まれば淀み腐敗するように、市民からの鋭い指摘が未来の清廉な体制の形成につながるとして、欧米ではその行為が重要視されてきました。
 私たちは、血税の運用が正しく行われ、日本中で生き残りをかけた熾烈な争いに打ち勝てるよう、不足する政策を住民自ら発案し、立件していきたいと考えています。民間なら許される手数料やリベートは、行政では「袖の下」、いわゆる「賄賂」になります。政治家は常に清貧潔白であるべきであり、行政職員は血税の有効利用と無駄のない政策の実行に務めていますが、もし意図的でなくても、人間にミスはつきものですから、行政をチェックする必要が求められます。それを監査や監視をするべき議員も、会計簿記や地方自治法、法律知識が伴わず、地域の代表者という意味合いで選出される「地会議員」的な地域エゴを目的とする場合も少なからず見受けられます。
 国・県・市町村が隠そうとする権益に伴う不都合を明らかにし、住民が暮らしやすく、利用しやすい行政にするため、誠実に生きる住民の声をくみ取り、代弁するオンブズマンとして取り組んでいく決意です。皆様方の建設的なご意見や叱咤激励と共に、住みよい社会を作るため、ご参加をお待ちしています。

代表プロフィール

※令和2年12月1日現在

氏名 井澤康樹(いざわ  やすき)
年齢 70歳(昭和28年3月生まれ)
職業 株式会社井澤商店 代表取締役会長
現住所 岐阜県瑞浪市寺河戸町1262番地
電話番号 (0572)68-3142
家族構成 妻・長男・三女
趣味 歴史研究・写真・読書
学歴職歴 昭和48年3月 岐阜県立瑞浪高等学校普通課卒業
昭和50年3月 明治大学経営学部経営学科卒業
昭和57年6月 丸高株式会社繊維部繊維課退社
昭和57年7月 株式会社井澤商店入社  専務取締役
昭和63年6月 同上  代表取締役社長
平成18年9月 同上  代表取締役会長
政治経歴 平成19年7月 瑞浪市長選挙無所属に出馬、次点落選
平成20年8月 民主党入党
平成21年度民主党岐阜県連第5総支部常任幹事
平成22年度民主党岐阜県連第5総支部幹事・倫理委員
平成23年 瑞浪市議会議員当選
平成27年 瑞浪市議会議員退任
平成27年7月 瑞浪市長選挙無所属に出馬、次点落選
経歴 元(社)瑞浪青年会議所理事長
元瑞浪市第4次総合計画策定委員
元岐阜県PTA連合会副会長
元岐阜県PTA連合会広報委員長
元岐阜県県政評議員
元瑞浪市社会教育委員
元瑞浪・恵那間の道を考える懇談会委員
元(協)東濃LPガス保安センター理事長
元瑞浪地区まちづくり推進協議会企画部会長
元岐阜県警察東濃西部少年補導員
元東濃西部納税貯蓄組合瑞浪支部長
元瑞浪市議会議員2011.3~2015.2
現職 瑞浪商工会議所常議員
美濃源氏フォーラム事務局本部理事長
賞罰 岐阜県パイロットイベント表彰(団体)
岐阜県芸術文化奨励賞(団体)
瑞浪商工会議所快適空間賞(団体・法人)
瑞浪市政50周年記念特別功労賞
瑞浪市文化協会奨励賞受賞